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いわゆる漫画の電子出版について

いわゆる漫画の電子出版について

書籍の電子出版が今後大きなマーケットになるであろうことは
おそらくだれもが思っていることだと思います
そしてすでに多くの書籍や漫画がデジタル化され著作権保護をかけて
専用のビューワーでぺらぺらとページをめくって
いかにも本のような体裁に整えられています。

当然、既存のコンテンツは紙媒体の本として、
その体裁に合わせて作られているのですから
そうすることが正しい取り扱いでしょう。

最近この手の議論は良くされていますが
あくまで既存の原稿をスキャンする
あるいは紙媒体用にデジタルで作画した原稿を利用する
という方向の話が前提になっています。

しかし、今後デジタルでの出版の未来をみる時、それでいいのだろうか?
と、思うのです。

現在の漫画の描き方は紙媒体に印刷する為に構築されたものです
手塚治虫がそれまでの漫画を一変させた。
それに続く漫画家が試行錯誤して紙媒体の制約の中でいかに
自分のイマジネーションを読者に伝えるかを
競うように新たな表現を模索し、模倣し、練り上げたテクニックによって
現在の漫画の描き方が存在しています。

今後電子出版のために描き下ろされる漫画というものが登場して来た場合
デジタルならではの進化が始まるべきではないでしょうか?
また、そうでなければならないと思います。
そのためには漫画家の想像力だけではだめなんです
システムがそれを可能にしてあげないと!

ページの段割やコマ割りの方法も変わってくるでしょう
断ち切りやメクリなどの意味も変わってくるでしょう。
デジタルの画面ならスクロールして何処までも伸ばせるんですから
あるいは次のページが左にあるとも限らない
上や下に切り替わったって良い。
ページという概念すらなくなるかもしれない?
ん?それじゃあ巻物か?
それはさておき、、。

ページの切り替えはぺラっとめくるのではなく
シーンに合わせたワイプ(切り替えの特殊効果)を使うのも良いでしょう

印刷なら台詞や表情が決め打ちなのは当たり前ですが
デジタルならランダムにすることさえできる。
ちょっとしたギャグやボケが読むたびに変わるとか

ipadとかでみてるときに巨乳のキャラのシーンでipadを振ると揺れるとかねw
そういうのが売りの漫画ならありでしょう

ただ、そういうものに走りすぎてテンポが悪くなったり
読みづらかったりしては本末転倒
そこの折り合いを付けていくことがまた才能を必要としてくるでしょう。

もちろん、それをデジタル化するためには登録のアプリケーションが必要だし
ビューワーもそれに対応しなければいけないわけで
漫画家が斬新なアイディアを思いついても
それを実現できないと意味がないので
そのたびにバージョンアップの必要が出てくるでしょうね

通常これらのシステムを構築する場合は事前にそれらを想定して
許容できるソフトの開発をすべきですが
想定の範囲に収まるようでは漫画家の想像力はその程度か。
ということになってしまいます。

まあその制約の中でどう表現するかで進化してきた現在の漫画からすれば
それもまた試行錯誤の余地のあることになるのかもしれませんが
システムの想定を超える斬新なアイディアが出てこないと進化できない。
でも、システムの開発が必要になると即対応というわけにいかないので
掲載のタイミングなど難しい問題が現実的には起きますね。

週刊ペースでネームの出来た段階でシステム改修を依頼されたって
数日でどうにかなるものではないかもしれないわけですから、、、。

デジタルで進化というと、安易に絵が動くとか音が出るとか
インタラクティブだとか言い出しがちですが
むやみにそういうことするとショボイアニメになったり
できの悪いゲームになったりしかねないので注意が必要です
漫画が漫画として進化するという必要があると思います。
もっとも、それの行きつく先が漫画とは違う”何か”になる可能性もありますが
そうなればそれはそれで良いと思いますけどね。

ここまでは漫画を描く側から書きましたが
今度はこれをどう売るかです

これは難しい問題ですね

1.出版社以外の大企業がシステムを構築し販売する
アップルとかamazonがその気でいますからここが台頭するのが最有力かな?
しかしその場合上で述べたような漫画の進化が起きることは難しくなるでしょうね
「だって、進化なんかしなくても儲かるんだから今のままでいいじゃん」
「そんな手間かけたって倍の値段で売れるわけじゃねえだろ?」
と、アメリカ人は言うに決まっているからです。

2.各出版社が別々にシステムを構築して売る
本来なら共通のフォーマットで一元管理したシステムを構築していく方が
効率的だし経済的だし、漫画家にとってもありがたいのだけれど
絶対共同でなんて無理でしょうから個々にシステムが構築されちゃいます。
親子関係のある出版社や弱小出版社などは提携するでしょうが大手はわかれるでしょうね
そしてこの場合、紙媒体にも執着するのでデジタルに特化したコンテンツは
紙で出版できないから嫌がるはずなので進化の可能性が低い

3.漫画家の協会のようなものを作ってそこでシステムを開発する
漫画家でお金を出し合って基本システムを立ち上げる
漫画家や漫画家になりたい人は月額利用料と手数料(売り上げの○%とか)を払って参加する
課金手数料はスルーで月額利用料収入はシステムの維持費に充てる、
手数料でシステムをアップデートしていく
これなら進化が可能
うん、これがいいw

1と2はほっといてもいづれそうなるでしょうが
3はだれかが音頭を取らないと始まらない

4つ目の可能性として
3をうちの会社が音頭とって行うということが可能だろうかと言う考察のために
この文章を書いてみたのですがどうも無理そうだ
こんな企画通る気がしない
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